乾燥肌について
- 2023年6月24日
- 肌
こんにちは。
シティタワー新宿クリニックの石曽根です。
前回、夏の肌トラブルについてお話しましたが、全身の皮膚が一律に皮脂が増えたりするわけではありません。
逆に保湿をおこたったり、エアコンなどにより乾燥が進み肌荒れが悪化してしまうなどのケースもあります。
この時期だからこそ部位によって違ったケアをすることが大切になるので、乾燥肌についてお話したいと思います。
全身の皮膚は個人によって、部位によって、皮脂腺や汗腺の数は異なります。
特に皮脂腺や汗腺の少ない部位は、目の周り、口の周り、肘、膝、脛、かかと等で、この部位は皮脂も水分も不足状態になりやすいため、
乾燥対策が必要となってきます。
もともと健康な皮膚では角質層が水分蒸発を抑えていますが、様々な原因で角質の細胞間脂質(主にセラミド)が減って潤いがなくなり、水分が逃げやすくなることで、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
様々な原因とは、ストレス、生活習慣の乱れ、エアコンの長期間利用、紫外線によるダメージ、間違ったスキンケア、入浴法、栄養不足(主に
たんぱく、ビタミンB、抗酸化ビタミン、ミネラル)、加齢による皮脂分泌量減少などあげられます。
対策としては、まず保湿です。
皮膚を清潔に保ち毎日スキンケアすることが大切です。水分キープ力があり、保湿成分の高いスキンケア製品を選んで保湿に努めましょう。
使用タイミングは入浴後すぐです。
顔の保湿にはパックなど活用しても良いでしょう。
乾燥予防には、正しい入浴とスキンケアで潤いを保ちましょう。
顔や体を洗う時にこすりすぎない、入浴剤を使う、お風呂はぬるめ、お風呂上りにすぐ保湿など気を付けると良いでしょう。
十分な睡眠とバランスの良い食生活も重要です。
深い眠りにやり成長ホルモンが多く分泌され、細胞の修復や再生を促します。
また肌の抗酸化を促し正常なターンオーバーに欠かせないのが、タンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンA,D,E,Kですので、
食事だけでは不十分であればサプリメントなど活用しても良いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。